先日大林宣彦監督の新作映画「この空の花」の完成披露試写会にお招きいただき、
銀座まで行って来ました。
去年の暑い夏、長岡の撮影現場も少しだけ拝見させていただき完成を楽しみに
しておりましたが、映画は想像をはるかに超えた世界を見せてくれました。
今までに見たことのない劇画のようなタッチ、溢れる言葉の数々、
淡々と繰り出される画面にぐらぐらしました。
ついこの前の出来事のような東日本大震災からもう1年が経ちます。
平和への祈りが込められた、日本人が知るべきことを教えてくれる映画、
感じ入る、考えることが沢山ありました。
皆様も是非ご覧くださいね。
74歳・大林宣彦監督、手術を乗り越えての久々の新作完成に感慨!/cinemacafe.netこの空の花/長岡映画製作委員会 * * *
さて銀座で夕ご飯、映画前にも電話していたお店に再確認するもやはり満席。
なんとなくビストロ気分だったので、検索して見つけたお店に電話して行ってみました。
ブション・ドールさん。リヨンの郷土料理を出すお店です。
リヨンとかバスクとか聞くと、たいしたことは知らないのに
なんとなくにんまりしてしまいます。=美食の地 という情報だけが頭にあるので(笑
金曜の夜ということもあって店内大混雑の大盛り上がり状態。
まさに居酒屋な雰囲気です。
カウンターに座りました。
すぐに胡椒とオリーブオイルのかかったフレッシュチーズとカリカリに
トーストされたバゲットのお通しが来ました。
つまんで飲みながら注文するお料理を選びます。
ビストロらしい王道メニューが並んでいて迷います。
私の好きな卵を使っているものもいろいろ、ラタトゥイユのたまご添え、
たまごのグラタン、オムレツなど…。
結局ニシンの燻製入りリヨン風サラダにしました。
半熟卵がとろり!野菜はいたって定番ですが、ベーコン代わりのスモークニシンが
いい香り、こちらにもパンが入ってボリュームもたっぷりです。
キッシュロレーヌはトマトソースで。
かなり柔らかめの仕上がりです。クリーミーというより茶碗蒸しに近い感じ。
皮部分はもうちょいカリっとめが好きだけど、さっぱりした味わいです。
スズキのクネル、オマール海老のソース。
らしい一品ですよね、あちらのお惣菜屋さんなんかにずらりと大きなクネル、ようは
すり身団子が並んでいて、買って帰って温めて食べるシーンなんかテレビで見たこと
があります。
熱々でふわふわのすり身は至ってシンプルですが、海老風味のクリーム
たっぷりソースの海に…。
バターライスを頼んでソースを掛けていただくと、ちょうどドリアのようになって
ぴったりでした。かなりこってり!
ちょっと赤いのは…パプリカパウダーでしょうか。
小振りのフランスパンも小麦の香りがしっかりして噛み締めるタイプ、美味。
もう一品を自家製ソーセージか(ブーダン・ブランもあり)、トリッパ煮込みか、
チキンの白ワイン煮か…と悩みつつもその日のスペシャリテ、羊のトマト煮にして
みました。
トマトとは言ってもやはりフレンチな仕上がり、結構濃厚です。
組み合わせをうまく選ばないと、ちょっとしつこいと思ってしまうかも。
3、4人でいろいろ頼むとちょうどいいかもしれませんね。
ちなみに赤ワインなどお店の方に余裕があれば?グラスでもちょっとお味見
させてくれたりしますよ。リーズナブルなボトルワインも結構あります。
シャルキュトリーや鴨のコンフィ、エスカルゴに特製オニオングラタンスープなど
も気になります!
タルトタタンと、気になったリヨンの赤いプラリネのタルト。
なんで赤いか聞いたら、食紅?ですって!!
あっちでは青や黄色なんかに色をつけるのもあるんですーと…変なの(笑
がっつり皆でビストロ気分の時、カジュアルに使える一軒です。
ブション・ドール (ビストロ / 東銀座駅、銀座駅、銀座一丁目駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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