ロームシアターで開催された日本食文化会議2017京都に出席、17日のシンポジウム
第二部パネルディスカッションに登壇させていただきました。
京都門川市長や瓢亭十四代当主高橋様もお見えになり、また素晴らしい先生方と
ご一緒させていただき身の引き締まる想いでした。
来年はもっと一委員として油の歴史と日本の食文化の中での役割、発展などに
ついて情報発信して参りたいと思っています。
さて当会理事長の松本栄文氏は名料理人であり食文化への造詣が深く著書も多数なの
ですが、今のテーマは日本全国のお雑煮!
京都発祥の宮廷雑煮からどのように全国各地の雑煮へ広まったのか、その歩みを
研究しつつ再現、保存、伝承するという活動を行なっています。
その第一弾ということで京都市主催の京の農林秋まつり2017「お雑煮と京野菜の
食文化フェア」にお雑煮模擬店を出店!
普通のお雑煮ではございませんよ。あ、画像よれててすみません。
庶民は食べられなかったお雑煮…。もちろん私もはじめて。
聞けば原価率85%とか!(笑)だって鮑に鴨ですもの。。
白味噌のやさしい甘さと鮑のお雑煮。
ほっとする合わせ出汁と醬油ベース、でも豪華な徳川家の鴨雑煮、堪能しました。
寒い中仕込みに準備、調理と販売の先生方お疲れ様でした。
こちら只今発売中のDiscover Japan(ディスカバージャパン2018年1月号 Vol.75)
「御雑煮図鑑」にてご覧いただけます。堂々の特別付録冊子!
名家のお雑煮に始まり日本各地のお雑煮47種!圧巻です。
その由来、どんな縁起かつぎなのかも解説あり。
面白いです。
私は東京生まれですが両親は関東(茨城、埼玉)出身、小学校から山口県、
そして九州を経て東京へ戻りました。
だからということもないですがお雑煮は絶対これというこだわりもなく、
毎年違う内容を作って楽しむようになりました。
鰤とかつお菜入りのお雑煮(福岡)や甘くてどろりとした白味噌雑煮(京都)
を友人に作ってもらった時の新鮮な美味しさは今も覚えています。
育ってきた土地の食文化や郷土愛を共有するって楽しいですよね。
ここ数年作ったお雑煮をまとめてみました。(京都のは友人作)
ま大体適当なんですが出汁だけは年間で一番良いものを。
最後の右のだけご縁があった奥出雲のお雑煮です。
酒で溶いた十六島(うっぷるい)海苔と鰹節だけのお雑煮。
美味しかったです。
はい美しく御雑煮図鑑に載ってましたよ。
高松や小豆島も白味噌なんだなーとか、具沢山なもの、シンプルな
ものなど本当に興味深いです。
意表を突かれたのはやはり徳島の「うちちがえ雑煮」、びっくり(笑)。
インパクト大ですね。
一番食べてみたいのは岩手宮古の胡桃雑煮。
すまし汁仕立ての具を甘い胡桃ダレにつけながらいただくなんて素敵。
岩手出身の友達いなかったかな〜。
さて、そうです告知です!日本食文化会議お雑煮チームがやります。
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『八海山で堪能「郷土雑煮」のスゴい会 in 2018東京』
2月18日(日)に築地にて開催!
お雑煮2種類と八海山飲み放題!
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詳しくはこちらのページをご覧頂きFBイベントページの参加をポチっとどうぞ。
長くなりましたが、今年の書き納め(多分)は御雑煮でした。
あ、毎年しつこく言いますが、お餅を油でこんがり焼くとほんと美味しいですよ!
オリーブオイルでもごま油でもお好みの油と醬油や海苔の佃煮など調味料との
マリアージュでお楽しみください〜。
ちなみに雑煮画像真ん中の右はオリーブオイルで焼いたお餅を海苔とお雑煮
にしました。
みなさま今年もお読みいただきありがとうございました。
来年もマイペースに続けていければと思います。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
金田油店は明日まで営業中です、年始は5日からの営業となります。
ラベル:雑煮