カウンターのようだし思い切って前日電話したら大丈夫だったので行って来ました、一人フレンチ(笑)。
iPad撮影のぼんやり画像ですが、写真中心でお届けします。
長いです、画像14枚くらいあります。

まずは建物にぞっこん!小高いところに立っている重厚な佇まい。
坂を上がっていくと「蜂谷ビル」のプレート。登録有形文化財ですって。
後で調べたら旧東洋捕鯨株式会社下関支店だそう。
今はこのフレンチ以外空き家で工事中のような感じでしたがとっても素敵。
いっそ泊まれるようにしてオーベルジュに!
わくわくして扉を開けるとモダンな空間、ゆったりしたL時カウンターにオープンキッチン。
ワインペアリングコースの一斉スタートなので皆様が揃うまでしばし待ちます。

イベントは福岡のNAKALABOのシェフ武藤聖郷さんと高津さんのコラボレーションだそうです。

暑い夏の夕暮れにぴったりのタケダワイナリー、サン・スフルの泡からスタート。

ゴーヤーとムール貝のガスパチョ、爽やかな苦味を味わって…。

気になるどら焼き!中身はフォアグラと黒イチジクコンポート。
香ばしい白焼きうなぎときゅうり、紫蘇、梅干しとビーツのソースの生春巻き。
これだけでワインお代わり注いでいただいた気が…。

ワインは世界からいろいろ面白いものを。ヴァンナチュールも多いです。

イカは分解したオクラとモロヘイヤのピューレとともに。ほんのりかぼすの香り。

イカの透明感が素敵。イカはやっぱりこうでなくちゃ。

お、次は赤ですね。

これも美しく美味しかった!
ほどよく半生に火入れした鰯に焼き茄子のジュとペースト、炭化したナスの皮パウダーが振ってあります。
食べるのはぺろりだけどすごい手間。鰯の油を赤ワインでさっぱりと。

クロアチアやギリシャの洗練されたワインが繰り出されます。

パリパリのじゃがいもの下には馬肉とナッツのタルタル。大好き!

このフリウリも美味しかった〜。

抱えて飲み干したいアラ出汁と枝豆。山椒のアクセント。

最後の赤。

鶏ごぼう!金平の焦げ目の香ばしさが際立ちます。ソースになっている甘いかぼちゃが「くりまさる」。
和の素材を生かしたモダンフレンチ、海外の方にも喜ばれそうだし、何より重いフレンチ気分じゃない時にぴったり。
しかし飲みました…。ソムリエさんどんどん注いでくださるし!

桃に合わせるデザートワインはワシントンから。

大人の桃缶!生やコンポートなどがちょっぴりのクリームとフェンネルと一緒に。

最後は小麦粉を全く使わない濃厚なショコラにパッションフルーツとココナッツのお餅、レモンとチェリーのハーブティー。
このデザートを担当されたのは女性で、やはりコラボだったようでご紹介がありましたが、もういろいろ酔っていて忘れました、すみません…。

酔うともっと飲んでしまう悪い癖、仕上げにグラッパ頂きました。
カウンター内でソムリエさんと話せるし、キッチンも見えるので一人でも楽しく過ごせました。
この内容で(グラッパ別)15,000円とは東京ではまずないですね〜。
ちなみに普段の21時以降はアラカルトでふらりバー使いも出来るとのこと。
デートに最高ではないでしょうか。

宴の後。さすがに2軒目は無理でした(笑)。
帰り坂道を転がらないようタクシーを呼んでもらうことをおすすめします。

高津さん、武藤さんご馳走様でした。
久しぶりにわくわくさせてもらいました。
帰省時はまた伺います。
RESTAURANT TAKATSU
http://restaurant-takatsu.com/
レストラン 高津 (フレンチ / 下関駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5


